

ファイナルラップに魅せたドッグファイトバトル!
影山正彦選手が大先輩の関谷正徳選手に逆転勝ち
往年の名選手の“熱い”レースにスタンドから大歓声
JAF Grand Prix SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2010で、 往年の名レーサーを集めたレジェンドカップの決勝レース1が11月13日、富士スピードウェイ(静岡県)で行われた。12番手グリッドからスタートしたNo.16 影山正彦選手が優勝を飾った。
スタートでは、3番手グリッドからNo.11 星野薫選手が好ダッシュ。だが、ポールススタートのNo.100 高橋国光選手を抜くには至らず、高橋選手を先頭に各車が一団となって1コーナーへとアプローチしていく。だが、1コーナーから2コーナーにかけては何台もがアウトにオーバーランする“熱さ”を見せ、順位は大きく入れ替わる。
さらにダンロップコーナーへのアプローチで、No.37 関谷正徳選手が高橋選手のインを突いてトップを奪う。これで、オープニングラップを終えた時点でのトップ3は関谷選手、高橋選手、No.2 土屋圭市選手のオーダーに。さらに、8列目と6列目からジャンプアップしたNo.6 黒澤琢弥選手、No.16 影山正彦選手が続いた。
土屋選手は高橋選手の背後にぴったりと付け、まるで後方からの猛チャージに対するバリケードのようにコンボイで走行する。その間に関谷選手はじわじわとリードを広げていく。高橋選手、土屋選手の“師弟コンボイ”は、その後、黒澤選手、影山選手、No.32 中嶋悟選手らにもパスされる。
雲の上の先輩をパスして行った黒澤選手と影山選手は、続いて関谷選手をロックオン。に狙いを定めることになる。黒澤選手にとって関谷選手はトムスでの大先輩、影山選手にとってはレイトンハウスでの大先輩。現役時代には胸を借りるのさえはばかられた間柄だが、ここでは真剣バトルを繰り広げることに。レース前、長谷見昌弘選手が語った「クルマに乗ればレーシングドライバー。全員、間違いなく本気になるよ」のコメントどおりの展開となった。
ファイナルラップ、影山選手がダンロップコーナー手前で関谷選手のアウトからしかけると、黒澤選手も大先輩のインを突く。3台は横一線になりながらダンロップコーナーにアプローチ。次の左30Rで影山選手が大先輩との対決を制し、そのまま逃げ切ってトップチェッカーを受けた。一方、黒澤選手はあと少しで大先輩を抜けず、関谷選手が2位、黒澤選手が3位となった。
この間に後方でも様々なドラマが展開されていた。クールな走りでアクシデントを回避することには定評のあった長谷見選手が、他のマシンにぶつけられてコース外に押し出されて早々に戦列を離れたり、高木虎之介選手が100Rでスピンしたり、鈴木亜久里選手がスピンから見事なリカバリーを見せたりと、観客席からは拍手と歓声、ため息や苦笑が沸いていた。
ファイナルラップは見せ場を作んなきゃって(笑)
No.16 影山正彦
クルマにも恵まれて勝つことができました。まぁ、負けた人はみんな、クルマのせいにしていると思うんですけど(笑)。ロードスターは初めて乗りましたけど、エンジンも扱いやすいし、パワーもあるし、ライトウェイトスポーツとして、最高にクルマのバランスがいいですね。(トップの)関谷さんに追いつくには、細かいところで詰めて、ミスしないようにしました。「ファイナルラップは見せ場を作んなきゃいけないな」という使命感を感じまして(笑)。星野(一義)さんがチェッカーを振っていたことは、全然気づきませんでした。それより後ろにいる関谷さんに気を使っちゃって(笑)。
今回は、関谷さんと僕と琢坊(黒澤琢弥)の3人が表彰台に乗せていただいたんですけど、僕らは普段、一般の方々向けのスクールを富士でやらせていただいていて、これでちょっとは裏付けがついて、言いたいことを言えるなっていうことで、良かったと思います(笑)。
| 2010-11-13 富士スピードウェイ 4.563 km 天候:曇|コース:ドライ | ||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 16 | ■ | 影山 正彦 | 47 | 17'43.582 | - | 8 | |||
| 2 | 37 | ■ | 関谷 正徳 | 60 | 17'43.871 | 0'00.289 | 8 | |||
| 3 | 6 | ■ | 黒澤 琢弥 | 48 | 17'44.447 | 0'00.865 | 8 | |||
| 4 | 32 | ■ | 中嶋 悟 | 57 | 17'50.628 | 0'07.046 | 8 | |||
| 5 | 55 | ■ | 鈴木 亜久里 | 50 | 17'56.054 | 0'12.472 | 8 | |||
| 6 | 10 | ■ | 金石 勝智 | 41 | 17'56.092 | 0'12.510 | 8 | |||
| 7 | 20 | ■ | 柳田 春人 | 60 | 17'57.522 | 0'13.940 | 8 | |||
| 8 | 100 | ■ | 高橋 国光 | 70 | 17'58.261 | 0'14.679 | 8 | |||
| 9 | 2 | ■ | 土屋 圭市 | 54 | 17'58.441 | 0'14.859 | 8 | |||
| 10 | 25 | ■ | ジェフ・リース | 59 | 17'58.942 | 0'15.360 | 8 | |||
| 11 | 8 | ■ | 服部 尚貴 | 44 | 17'59.034 | 0'15.452 | 8 | |||
| 12 | 15 | ■ | 岡田 秀樹 | 51 | 18'01.190 | 0'17.608 | 8 | |||
| 13 | 85 | ■ | 森本 晃生 | 50 | 18'02.524 | 0'18.942 | 8 | |||
| 14 | 24 | ■ | 近藤 真彦 | 46 | 18'09.587 | 0'26.005 | 8 | |||
| 15 | 11 | ■ | 星野 薫 | 63 | 18'20.953 | 0'37.371 | 8 | |||
| 16 | 12 | ■ | 髙木 虎之介 | 36 | 18'25.171 | 0'41.589 | 8 | |||
| 17 | 36 | ■ | 舘 信秀 | 63 | 18'49.747 | 1'06.165 | 8 | |||
| 18 | 17 | ■ | 鈴木 恵一 | 61 | 18'49.841 | 1'06.259 | 8 | |||
| 19 | 26 | ■ | 和田 孝夫 | 57 | 18'09.677 | 1Lap | 7 | |||
| 20 | 3 | ■ | 長谷見 昌弘 | 65 | 3'34.930 | 7Laps | 1 | |||
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FASTEST LAP:2'10.943 髙木虎之介 ■:東軍ドライバー/■:西軍ドライバー |
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