2010年開幕した、FIA世界耐久選手権

耐久レースという、長時間走り続けることで証明するレースというものも自動車レースの醍醐味となっています。それだけの時間走っても故障することがないと証明されれば、自動車の価値はやはり見直されるはずだ。それこそ世界基準で優勝しようものなら、国産メーカーがどれほどの成功を収めるか、簡単に想像することも出来ないでしょう。ル・マン24時間レースのような一日越しのものもありますが、それ以外にも耐久レースは存在します。但し1掛かりでは行われず、基本的にル・マンレース以外は6時間が基本となっています。それまでは最低6時間以上だったので、相当無茶なことをしていたものだと、そう感じるものです。

このFIA世界耐久選手権は1992年までに開催されていた耐久レースの実質的な後継大会としてカウントされていて、この大会は後に日本でも開催されている。

カーレースといえば

日本から開幕した

世界耐久選手権の初開催は2012年、日本の富士にて6時間レースを行うことで選手権は再び開催されることとなった。ちなみに富士で世界選手権が開かれることもかなり久しぶりで、実に20年ぶりの開催となった。ただ日本国内で耐久選手権そのものがあまりに評判が良くないため、客足などの不安要素が多くあり成功するかもわからない石橋状態だったと言われている点からも、決してよろしくない状況だったことが伺える。結果から言えば、観衆はおよそ32,000人が集結する成功の部類といってもいい成績を残すことは出来たという。

そんなレースでは耐久レースの世界選手権で日本人が優勝、実に20年ぶりと言われている。これだけ見れば良かったと思えるかもしれませんが、世界基準で見れば日本人ドライバーはまだまだ質が低いという点を指摘されてもおかしくない。

歴代チャンピオンを見ても

日本人ドライバーが活躍しないというのは残念だと感じるかもしれません、ですがやはり技術的な面では日本人はどうしても劣ってしまうのは無理ないかもしれません。事情はどうあれ、十分なレース場が用意されていないこの国でレーサーを目指そうとしても国内止まりがいいところとなってしまいます。もし本格的に世界を目指すとなれば、日本を飛び出して各国のレースに出場して実力を証明しなければいけません。

ここで紹介している耐久選手権にしても、総合チャンピオンとしては日本人は名を挙げることも叶わず、シリーズ内における1勝を手に入れただけにすぎません。優勝者が出るだけでも凄いかもしれませんが、やはりこれだけの規模で開催されている大会となったらせめてチャンピオンになれなくてもその次点につけるといった働きを発揮しなければ不可能だ。日本人がいつかは頂点に君臨する日が来るかもしれないと先を見据えてみるのもありかもしれませんが、あまり過度な期待は禁物かもしれません。

憧れのあの車

安定しない人気

ただスポーツカータイプのレースに関しては日本のみならず、世界的に見てもその人気は落ちるところまで落ちてしまっているというのが本音かもしれません。開催地の日本も初年度と2014年に開催された結果では32,000人という観衆を集めることに成功しましたが、2013年は23,700人という8,000人近い人間が足を運ばなかった。そもそも日本では自動車レースをすれば必ず盛り上がるというほどのものではありません。自動車大国ではあるものの、あくまで日常生活を営む上で必要な道具といった、そうした見方が一番強いからだ。

その他の国ではまた違った市場が形成されているのかもしれませんが、成果的なものはやはりフォーミュラーカーに及ばなくなっていると言っていい。スポーツカーそのものの人気は衰えていないものの、レースとなれば逆転してしまうようだ。